ルール

BGA(ボードゲームアリーナ) インカの黄金ルール説明

基本情報

”インカの黄金は、プレイヤーは廃墟の神殿に向かい運を駆使して、たくさんの宝石を得ることを目的としています。
ターンごとにカードが裏返され、寺院で宝石が見つかるか、危機的状況が現れます。プレイヤーは獲得した戦利品を保持したまま脱出するか、利益を増やすために神殿にとどまって更に奥を目指すかを選択します。” 

ゲームの傾向
難易度 :★☆☆☆☆
戦略  :★★☆☆☆
運   :★★★★☆
やりとり:☆☆☆☆☆

※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより

ルール

ゲームの目的

インカの黄金では、プレーヤーは探検家となり、洞窟を探索していきます。
洞窟には宝石や遺物がありますので、それをキャンプまで持ち帰ることで得点が与えられます。
より多くの宝石を持ち帰ってきてください。

プレーヤーが行うこと

カードが引かれる度に、『探索を続ける』『キャンプに戻る』かを選択するだけ。

ゲームフロー

  1. 神殿カードを1枚表にする
  2. 山札から探索カードを1枚引き、表にする
  3. 宝石カードであれば探索中のプレーヤーで山分け (まだ得点にはならない)
  4. 各プレーヤーは『探索を続ける』か『キャンプに戻る』を選択する
  5. 『キャンプに戻る』を選択したプレーヤーは、これまで山分けしている宝石をキャンプに持ち帰り得点とし、このラウンドを終了する
  6. 『探索を続ける』を選択したプレーヤーで “2から5″のステップを繰り返す
  7. 全員が『キャンプに戻る』を選択するか、同じ種類の障害カードが2枚出た時点でラウンド終了
  8. 同じ種類の障害カードが2枚出た時はバーストとなり、その時に探索を継続していたプレーヤーはそれまで山分けしていた宝石は獲得できず、得点は0となりラウンド終了
  9. “1から8″のステップを1ラウンドとし、これを5ラウンド実施したら、ゲーム終了
<ゲーム画面>

① 神殿カード:現在のラウンドを表示
② 山札残り枚数が表示されている
③ 探索カード:このラウンドで山札から引かれた探索カード
④ 各プレーヤーの状態:各プレーヤーが探索を続けているか、キャンプに戻ったか

探索カードの種類

探索カードは以下の3種類があります。

宝石カード (11種類 計15枚)
得点の対象。カードに記載の数字を探索しているプレーヤーで均等に山分けする。
(計算方法詳細は後述)

<宝石カード>


障害カード (5種類×3枚ずつ)
岩石、火柱、大蛇、蜘蛛、ミイラの5種類存在する。
各種類の障害カードに対して、1枚目であればプレーヤーは、『探索を続ける』か『キャンプに戻る』を選択できる。
既に場に出ている障害カードと同じ種類の障害カードが山札から出された場合、ラウンドをバーストさせる。
バーストした場合は、その障害カードを1枚取り除き、以降少ない状態でラウンドを継続させる。

<障害カード>


遺物カード (5種類 各1枚ずつ)
遺物カードは持ち帰る事ができると5点追加されますが、単独でキャンプに戻らなければ獲得することは出来ません。遺物カードが場に出ている状態で、同じタイミングで複数人が『キャンプに戻る』を選択した場合、その時『キャンプに戻る』を選択したプレーヤーは誰も獲得できず、遺物カードは場に残ります。
遺物カードは各ラウンド毎に1枚ずつ追加されていきますので、2ラウンド目以降、遺物が場に複数出ている状態が起こり得ますが、単独で戻らないとどちらも獲得できません。

<遺物カード>

[affi id=2]

勝敗の決定

持ち帰った宝石1個につき1点、持ち帰った遺物1個につき5点 (4個目、5個目は10点)と計算し、
5ラウンド終了時に最も得点の高かったプレーヤーの勝利

宝石カードの山分けの計算

宝石には『宝石カードが山札から出た時』に獲得する宝石と、『キャンプに戻る時』に獲得する宝石の2種類があります。

『宝石カードが山札から出た時』は、
[宝石カードに記載の数字] ÷ [探索をしている人数]
の数の宝石を獲得することが出来ます。この時に割り切れずに余った宝石は場にストックされます。

『キャンプに戻る時』に獲得できる宝石は、上記の、「場にストックされている宝石」の事で、早いもの順で『キャンプに戻る』を選択するプレーヤーで山分けします。
[場にストックされている宝石の合計] ÷ [そのターンに同時に『キャンプに戻る』を選択したプレーヤーの人数]
この時にもまた、割り切れずに宝石が余った場合は、場のストックにキープされます。


以下の画像で説明すると、プレーヤーは5人。
1枚目の宝石の9のカードが出た時、各プレーヤーに1個配られ、あまりの4個が場にストックされています。
4枚目の11では各プレーヤーに2個配られ、あまりの1個が場にストックされています。
各プレーヤーの持ち帰る前の宝石の数はプレーヤーのエリアの右下に表示されており、それが現在3を示しているのがわかります。

まとめ

インカの黄金のルールは以上です。プレーヤーは『探索を続ける』か『キャンプに戻る』かを選択するだけの非常に簡単なステップで遊ぶことが出来ますし、時間も短時間で終わるので、軽く遊ぶにはもってこいのゲームです。

BGAでも『運だめし』に区分されているインカの黄金ですが、場の状況や各プレーヤーの状況をきちんと把握することで、得点をかなり安定させることが出来ます。
次の投稿では、インカの黄金について、運だめしでもグッドプレーヤーを目指せるよう戦略を立てていきたいと思います。
それでは。

インカの黄金の戦略についてはこちらを参照:インカの黄金の戦略考察

[affi id=4]